猫が脱走しても帰ってこられるように|自宅の外観を覚えさせておく大切さ

猫の脱走対策というと、まず思い浮かぶのは玄関ドアや窓、網戸の対策だと思います。
もちろん、猫を外へ出さないことが一番大切です。
ただ、それでも一瞬のすきに逃げてしまうことがあります。
私も、初めて飼った猫に半年で脱走され、そのまま帰ってこなかった経験があります。
毎日探しましたが、結局その猫は戻ってきませんでした。 今でも思い出すと、本当に申し訳ない気持ちになります。
その経験があったので、2匹目の猫を迎えた時には、ひとつ意識してやったことがあります。
それは、子どものうちから「自宅の外観」を見せておくことです。
先に結論
猫を飼ったら、家の中だけでなく「自分の家が外からどう見えるか」を安全な範囲で覚えさせておくことも大切だと思います。
万が一脱走した時、猫が自宅の外観や玄関周辺を覚えていれば、帰ってこられる可能性が少しでも高くなるかもしれません。
このページの目次
初めて飼った猫は半年で脱走して戻ってこなかった
私が最初に飼った猫は、家に来て半年ほどで脱走してしまいました。
きっかけは、玄関ドアが開いた一瞬のすきでした。
当時は今のようにスマホもGPSもなく、猫の探し方についての情報もほとんどありませんでした。 家族で毎日探しましたが、見つけることはできませんでした。
今考えると、その猫はまだ家の外観も、周囲の景色も、ほとんど分かっていなかったのかもしれません。
家の中では暮らしていました。 でも、外から見た時に「ここが自分の家だ」と分かるほど、外の景色を覚えていなかったのかもしれません。
もちろん、本当の理由は分かりません。 ただ、帰ってこられなかった理由のひとつとして、「家の外観を知らなかったこと」もあったのではないかと、今でも考えてしまいます。
2匹目の猫には自宅の外観を見せるようにした
その後、2匹目の猫を迎えた時、私は同じ後悔をしたくありませんでした。
そこで、まだ子どものうちから、自宅の外観を少しずつ見せるようにしました。
暖かい日には、玄関先でハーネスをつけて日向ぼっこをさせました。
外に自由に出すのではありません。 あくまでハーネスをつけて、飼い主がすぐそばにいる状態です。
玄関の前から見える家の形、外壁、門、道路、近所の景色。 そういうものを少しずつ覚えさせるようにしました。
ベランダがある家なら、ベランダから外を見せるのもひとつの方法だと思います。
大事なのは、猫に「自分が住んでいる家は、外から見るとこういう場所なんだ」と覚えさせることです。
外から見た自宅を覚えていれば、脱走時の助けになるかもしれない
猫が脱走した時、必ず家に戻れるとは限りません。
外には車もあります。 野良猫もいます。 犬もいれば、人間の足音や生活音もあります。 完全室内飼いの猫にとって、外の世界は危険だらけです。
ただ、もし猫が自宅の外観や玄関周辺のにおい、景色を覚えていれば、帰ってこられる可能性は少し上がるのではないかと思います。
実際、うちの2匹目の猫は何度か脱走したことがありましたが、結果的には帰ってくることができました。
もちろん、それが自宅の外観を覚えさせていたおかげだと断言はできません。
ただ、少なくとも「外から見た家」をまったく知らないよりは、覚えていた方がいいはずです。
最初の猫を戻してあげられなかった経験があるからこそ、私はそう感じています。
抱っこして家の近所を少し見せるのもあり
ハーネスをつけて玄関先に出すのが不安な場合は、抱っこして家の近所を少し見せる方法もあります。
ただし、猫は驚くと急に暴れることがあります。
車の音、犬の声、知らない人、工事の音などにびっくりして、腕の中から飛び出そうとすることもあります。
そのため、抱っこで外に出す場合も油断はできません。
できればハーネスやリードを使い、猫が暴れても逃げないようにしておく方が安心です。
家の前、玄関周辺、ベランダ、庭など、最初はごく近い範囲だけで十分です。
目的は散歩ではありません。 自宅の外観や周囲の景色を覚えさせることです。
玄関で日向ぼっこさせる時も必ずそばにいる
玄関先でリードをつけて日向ぼっこさせる場合、絶対に放置しない方がいいです。
「リードをつけているから大丈夫」と思って離れるのは危険です。
実際に、うちでは野良猫が近づいてきたことがありました。
飼い猫が玄関先にいると、野良猫がやってきて喧嘩になりそうになることがあります。
その時はすぐに野良猫を追い払い、飼い猫を家の中に入れる必要があります。
猫同士の喧嘩は危険です。 ケガをすることもありますし、感染症の心配もあります。
だから、玄関先で日向ぼっこさせる時は、必ず飼い主がそばにいてください。
リードやハーネスをつけても油断しない
猫にリードやハーネスをつけているからといって、絶対に安全というわけではありません。
猫は体が柔らかいので、ハーネスがゆるいと抜けてしまうことがあります。
また、驚いた時に急に後ろへ下がったり、横に飛んだりして、リードが絡まることもあります。
リードをつけたまま脱走すると、今度はリードが木の枝やフェンスに引っかかる危険もあります。
実際、リード付きの脱走はかなり怖いです。
自宅の外観を見せることは大切だと思いますが、そのために事故を起こしては意味がありません。
必ず短時間から始め、猫の様子を見ながら、無理をさせないことが大切です。
ベランダで外を見せる時も脱走対策が必要
ベランダがある家なら、ベランダから外を見せる方法もあります。
ただし、ベランダも油断できません。
猫は手すりに飛び乗ることがあります。 隣のベランダへ移動しようとすることもあります。 高い場所から落ちる危険もあります。
「ベランダだから外ではない」と考えるのは危険です。
ベランダで外を見せる場合も、必ず飼い主がそばにいること。 手すりに登らせないこと。 網や柵などで脱走対策をしておくこと。
このあたりは必ず意識した方がいいです。
自宅の外観を覚えさせても脱走対策は必要
自宅の外観を覚えさせることは、あくまで万が一の備えです。
一番大事なのは、脱走させないことです。
玄関ドアを開ける時は猫の位置を確認する。 網戸を破られないようにする。 窓のロックを確認する。 ベランダに出す時は絶対に目を離さない。
こうした基本的な対策が先です。
そのうえで、もしもの時に少しでも帰ってこられる可能性を上げるために、自宅の外観を覚えさせておく。
私はそう考えています。
完全室内飼いでも外の情報を少し知っておく意味はある
完全室内飼いの猫に外を見せることに、不安を感じる人もいると思います。
外に興味を持って、かえって出たがるようになるのではないか。 そう心配する気持ちも分かります。
ただ、まったく外を知らない状態で脱走してしまうと、猫はかなり混乱すると思います。
外の音、におい、景色、自宅の外観。 何も分からないままパニックになれば、遠くへ逃げてしまう可能性もあります。
だから私は、安全な範囲で、家の外観や玄関周辺だけでも知っておく意味はあると思っています。
外を自由に歩かせるという意味ではありません。
あくまで、飼い主が管理できる範囲で、短時間だけ外から見た自宅を覚えさせるということです。
まとめ|猫に自宅の外観を覚えさせるのも脱走対策のひとつ
私は、初めて飼った猫に半年で脱走され、そのまま帰ってこなかった経験があります。
その後悔があったので、2匹目の猫には、子どものうちから自宅の外観を見せるようにしました。
玄関先でリードをつけて日向ぼっこさせたり、家の周囲の景色を少し見せたりして、「ここが自分の家だ」と覚えさせるようにしたのです。
そのおかげかどうかは分かりません。 ただ、うちの猫は脱走しても帰ってくることができました。
猫を脱走させないことが一番大切です。 でも、どれだけ気をつけていても、絶対に逃げないとは言い切れません。
だからこそ、万が一のために、自宅の外観や玄関周辺を覚えさせておくことも、脱走対策のひとつになると思います。
ただし、玄関先やベランダで外を見せる時は、必ず飼い主がそばにいてください。 野良猫が来ることもありますし、リードやハーネスをつけていても事故の危険はあります。
安全を最優先にしながら、猫が自分の家を外から見ても分かるようにしておく。 それが、脱走した時の後悔を少しでも減らす備えになるかもしれません。




