猫がリードをつけたまま脱走した話|枝に引っかかる危険と、戻ってくるまでの恐怖

猫の脱走で怖いのは、ただ「外に出てしまうこと」だけではありません。
特に危険だと感じたのが、リードをつけたまま脱走してしまった時です。
うちの猫も一度、リードをつけたまま外へ逃げてしまったことがありました。 今思い出しても、本当に運が良かっただけだったと思います。
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リードをつけたまま脱走した時の恐怖
その時、猫にはリードがついていました。 一見すると「リードがついているなら捕まえやすいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、実際はまったく逆でした。
リードがついたまま外へ出てしまうと、木の枝、フェンス、植木、物置、ブロック塀などに引っかかる危険があります。 猫がパニックになって走れば走るほど、リードが絡まってしまう可能性もあります。
うちの隣には、高い木があるお屋敷がありました。 そこへ入り込んでしまったら、枝にリードが引っかかるかもしれない。 そう考えるだけで、血の気が引きました。
実際、ご近所では、リードが枝に引っかかって首吊りのような状態で死んでしまった猫がいたと聞いたことがあります。 その話を知っていたので、リード付きの脱走は本当に怖いと感じました。
探しても見つからない。見つけても近づけない
脱走した直後は、とにかく必死で探しました。
今なら、スマホで近所の地図を見たり、SNSで呼びかけたり、迷子猫の掲示板を探したりすることもできます。 GPS付きの首輪や、位置を探せるタグを使うという選択肢もあります。
でも、当時は今のようにスマホもGPSもなく、インターネットで情報を集めることもできない時代でした。
「猫がどこへ行きやすいのか」 「脱走した猫はどこに隠れるのか」 「どう探せばいいのか」
そういう知識をすぐに調べることもできませんでした。 今思うと、完全に手探りで探していたのだと思います。
名前を呼びながら、家の周り、隣家の近く、植え込みの陰、車の下などを見て回りました。
ところが、猫は見つかっても簡単には近づけません。
普段は家の中で甘えてくる猫でも、外に出て興奮している状態ではまるで別の猫のようになります。 こちらを見ても、警戒して逃げてしまう。 手を伸ばせば、さらに奥へ逃げる。
キャットフードでおびき寄せようともしました。 でも、その時はまったく効果がありませんでした。
お腹が空いているかどうかよりも、恐怖と興奮の方が勝っていたのだと思います。
その日は戻らなかった
結局、その日は見つけても捕まえられず、戻ってきませんでした。
夜になり、玄関ドアの鍵を閉めました。
もちろん、心配でたまりません。
リードがどこかに引っかかっていないか。 道路に出てしまっていないか。 どこかの庭や物置に入り込んで出られなくなっていないか。
考えれば考えるほど、不安ばかりが大きくなりました。
夜中、2階のベランダから音がした
夜中になってから、2階のベランダのドア付近でガサゴソと音がしました。
最初は何の音かわかりませんでした。
恐る恐るベランダのドアを開けると、そこにいたのは、うちの猫でした。
自分から家に入ってきたのです。
顔は泥まみれでした。 どこを通って、どこに隠れて、どうやって戻ってきたのかはわかりません。
でも、とにかく生きて帰ってきました。
その時は、本当に運が良かったとしか言いようがありませんでした。
脱走対策をしていても、逃げられることはある
猫の脱走対策は大切です。 玄関、窓、網戸、ベランダ、勝手口など、できる限り対策した方がいいです。
ただ、それでも完全に防げるとは限りません。
どんなに気をつけていても、猫は一瞬の隙をついて逃げることがあります。
特に注意したいのが、家族全員が同じ意識で脱走対策をできているとは限らないという点です。
たとえば、高齢の親と同居している場合。 玄関を開ける時に猫の位置を確認しなかったり、ドアを長く開けたままにしてしまったりすることがあります。
本人に悪気はありません。 でも、猫にとってはその一瞬が脱走のチャンスになります。
また、家族以外の人が突然ドアを開けることもあります。
実際、母の仕事仲間がいきなり玄関ドアを開けたこともありました。 こちらが注意していても、来客や知人が同じ意識を持っているとは限りません。
リード付き脱走で特に怖いこと
リードをつけたままの脱走では、次のような危険があります。
- 木の枝にリードが引っかかる
- フェンスや門扉に絡まる
- 植木や物干し台に巻きつく
- 猫がパニックで暴れて首や体を痛める
- 身動きが取れなくなり、発見が遅れる
「リードがあるから安心」ではありません。
むしろ外でパニックになった猫にとって、リードは命に関わる危険物になってしまうことがあります。
猫が脱走した時、無理に追いかけない
脱走した猫を見つけると、すぐに捕まえたくなります。
でも、興奮している猫を走って追いかけると、さらに遠くへ逃げてしまうことがあります。
特に完全室内飼いの猫は、外の世界に慣れていません。 車の音、人の声、風、知らない匂い、すべてに驚いています。
見つけた時は、できるだけ落ち着いて、低い姿勢で、ゆっくり近づくことが大切です。
ただし、リードがついている場合は、どこかに絡まる危険もあるため、状況を見ながら慎重に対応する必要があります。
脱走を完全に防ぐのは難しい。でも備えはできる
今回の経験で強く思ったのは、猫の脱走は「うちは大丈夫」と思っている家でも起こるということです。
玄関を開けた瞬間。 来客がドアを開けた瞬間。 家族が油断した瞬間。 網戸が少し開いていた瞬間。
猫はその一瞬を逃しません。
日頃から見直したい脱走対策
- 玄関前に脱走防止ゲートを置く
- 窓や網戸にロックをつける
- ベランダに出す時は目を離さない
- 来客には「猫がいるのでドアを開けっぱなしにしないで」と伝える
- 高齢の家族にも、玄関を開ける前に猫の位置を確認してもらう
- 首輪や迷子札、マイクロチップなども検討する
戻ってきたのは、本当に運が良かっただけ
うちの猫は、夜中に自分で戻ってきました。
2階のベランダからガサゴソ音がして、開けたら泥まみれの顔で入ってきた。 その時は安心しましたが、今考えると、本当に運が良かっただけです。
リードが枝に引っかかっていたかもしれない。 道路に出ていたかもしれない。 どこかで動けなくなっていたかもしれない。
何も起きなかったから良かった、では済まされない出来事でした。
まとめ|猫の脱走は「一瞬」で起こる
猫の脱走は、飼い主がどれだけ気をつけていても、一瞬の隙で起こります。
特にリードをつけたまま逃げてしまった場合は、枝やフェンスに引っかかり、命に関わる危険があります。
探しても見つからない。 見つけても近づけない。 フードで呼んでも来ない。
外に出て興奮した猫は、家の中の猫とはまったく違う行動をします。
だからこそ、脱走してから慌てるのではなく、普段から「逃げられる前提」で対策しておくことが大切です。
うちの猫は戻ってきました。 でも、それは本当に運が良かっただけでした。
同じような怖い思いをする人が少しでも減るように、猫の脱走対策はぜひ早めに見直してほしいと思います。





