猫の爪とぎで柱や家具が傷だらけに|飼う前にやっておきたい対策

猫と暮らしていると、どうしても避けにくいのが爪とぎによる柱や家具の傷です。
猫に悪気があるわけではありません。 爪とぎは猫にとって、爪の手入れであり、ストレス発散であり、自分のにおいをつけるための自然な行動です。
ただ、何も対策をしないまま飼い始めると、柱、壁、家具、障子などがあっという間に傷だらけになってしまうことがあります。
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玄関の柱を見ただけで「猫飼ってるんですか?」と言われた話
うちには以前、猫好きの宅急便屋さんが来たことがありました。
その人は、玄関のところにある柱が傷だらけになっているのを見るなり、
「猫飼ってるんですか?」
と、ズバリ言い当てました。
こちらが驚いていると、猫が近くに来たタイミングで抱き上げ、口を開けて歯を見て、
「結構、年とってますね」
なんて言ってくる、なかなか面白い人でした。
猫に詳しい人から見ると、柱の傷や猫の歯の状態だけで、かなり分かるものなのだと思いました。
それくらい、猫の爪とぎ跡というのは分かりやすく残ります。 一度深く傷がついてしまうと、元通りにするのは簡単ではありません。
猫を飼い始める前に柱や家具をガードしておく
今になって思うのは、猫を飼い始める前に、もっと早く対策しておけばよかったということです。
猫は気に入った場所を見つけると、何度もそこで爪とぎをします。 特に柱の角、ソファの側面、木製家具、畳、壁紙の角などは狙われやすい場所です。
傷つけられたくない場所には、最初からガードをしておくのがおすすめです。
- 柱の角に保護シートを貼る
- 壁紙の角に爪とぎ防止シートを貼る
- ソファにはカバーをかける
- 家具の側面に透明シートを貼る
- 傷つけられてもよい専用の爪とぎを近くに置く
特に大切なのは、猫が爪とぎを始めてから慌てて対策するのではなく、飼い始める前から準備しておくことです。
一度「ここで爪をとぐ」と覚えてしまうと、あとからやめさせるのはなかなか大変です。
猫用の爪とぎは複数用意したほうがいい
猫に爪とぎをしてほしくない場所があるなら、代わりに猫が爪とぎしてもよい場所を用意してあげることが大切です。
爪とぎを1つだけ置いても、猫が気に入らなければ使ってくれません。
猫によって好みがあります。 横置きの段ボールタイプが好きな猫もいれば、柱に立てかけた縦型の爪とぎを好む猫もいます。
そのため、最初は複数のタイプを用意して様子を見るのがよいと思います。
- 床に置く横型の爪とぎ
- 壁や柱に立てかける縦型の爪とぎ
- 段ボール製の爪とぎ
- 麻縄タイプの爪とぎ
- キャットタワーに付いている爪とぎポール
大事なのは、猫が爪とぎしやすい場所に置くことです。
猫がいつも通る場所、寝起きに伸びをする場所、すでに爪とぎしそうな家具の近くなどに置くと、使ってくれる可能性が高くなります。
家具をボロボロにされる前に誘導する
猫が家具で爪とぎを始めてしまった場合、ただ怒るだけではあまり効果がありません。
猫にとって爪とぎは自然な行動なので、「爪とぎ自体をやめさせる」のではなく、爪とぎしてよい場所へ誘導することが大切です。
たとえば、ソファの横で爪とぎをしてしまうなら、そのすぐ近くに爪とぎを置きます。 柱で爪とぎをするなら、柱の近くに縦型の爪とぎを立てかけます。
猫がその爪とぎを使ったら、やさしく声をかけてあげるだけでもよいと思います。
逆に、家具や柱で爪とぎをしてしまう場所には、保護シートを貼ったり、爪が引っかかりにくい素材で覆ったりして、猫にとって気持ちよくない場所にしておくのも一つの方法です。
障子紙も猫にボロボロにされやすい
猫がいる家で意外と被害にあいやすいのが、障子です。
紙の障子は、猫にとってかなり魅力的に見えるのかもしれません。 少し穴が開くと、そこに手を入れたり、顔を突っ込んだりして、どんどん広げてしまうことがあります。
結果として、障子がボロボロになってしまうことも珍しくありません。
昔ながらの紙の障子は見た目もよいのですが、猫がいる家ではかなり危険です。 特に若い猫や好奇心の強い猫は、遊び感覚で破ってしまうことがあります。
猫がいる家ではプラスチック製の障子紙がおすすめ
今は、ホームセンターやネット通販などでプラスチック製の障子紙が比較的安く売られています。
普通の障子紙よりも破れにくく、猫が少し触ったくらいでは簡単には穴が開きません。
もちろん絶対に破れないわけではありませんが、普通の紙の障子に比べれば、かなり安心感があります。
猫を飼う予定がある家、すでに障子を破られて困っている家では、早めにプラスチック製の障子紙に替えておくのもおすすめです。
爪とぎ対策は「猫を叱る」より「環境を整える」
猫が柱や家具で爪とぎをしてしまうと、つい叱りたくなることもあります。
でも、猫にとって爪とぎは本能的な行動です。 完全にやめさせることは難しいですし、無理に叱っても猫にストレスを与えてしまうだけかもしれません。
大切なのは、猫が悪いことをしていると考えるのではなく、爪とぎしてよい場所を人間側が用意してあげることだと思います。
柱や家具を守りたいなら、保護シートやカバーでガードする。 猫には、使いやすい爪とぎを複数用意する。 障子は、破れにくい素材に替える。
それだけでも、家の傷み方はかなり変わってくるはずです。
まとめ:猫を迎える前に爪とぎ対策をしておこう
猫と暮らすなら、柱や家具の傷はある程度覚悟しておく必要があります。
ただ、何も対策しないのと、最初から準備しておくのとでは、家の傷み方が大きく変わります。
- 柱や家具には保護シートを貼る
- 猫用の爪とぎを複数用意する
- 横置き・縦置きなど猫の好みに合わせる
- 爪とぎされやすい場所の近くに専用爪とぎを置く
- 障子はプラスチック製の障子紙に替える
猫にとって爪とぎは必要な行動です。 だからこそ、叱ってやめさせるのではなく、猫も人間も困らない環境を作っておくことが大切です。
柱が傷だらけになってから後悔するより、猫を迎える前にできる対策をしておく。 それだけで、猫との暮らしはかなり楽になると思います。



