老猫の医療費が想像以上にかかった話|腎臓病になってから後悔したこと

nk_owner4126
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

猫を飼い始めた頃は、正直なところ、老後の医療費のことまで深く考えていませんでした。

若い頃は元気で、ご飯もよく食べて、家の中を走り回っていました。 「猫は手がかからない」と思っていた部分もあります。

でも、10年ほど経った頃から少しずつ体調に変化が出てきました。 そして腎臓が悪くなり、入院が必要になったこともあります。

その時に強く感じたのが、老猫の医療費は想像以上に大きな負担になるということでした。

腎臓が悪くなり、医療費が10万円近くかかったことも

うちの猫は、10歳を過ぎた頃から腎臓の数値が気になるようになりました。 最初は「少し調子が悪いのかな」くらいに思っていましたが、検査をすると腎臓の状態がよくありませんでした。

猫はもともと腎臓を悪くしやすい動物だと、あとになって知りました。 特に高齢になると慢性腎臓病になる猫は少なくないようです。

入院や検査、点滴、薬、療法食などが重なると、1回の治療で医療費がかなり高額になることもありました。 時には10万円近くかかったこともあります。

もちろん、病院や治療内容によって金額は変わります。 それでも、実際に請求額を見た時はかなり驚きました。

「猫を飼う」ということは、かわいい時期だけを見ることではありません。 年を取って病気になった時のことまで含めて、最後まで責任を持つことなのだと痛感しました。

ドライフード中心だったことを少し後悔している

うちでは、若い頃からドライフードと缶詰の両方を与えていました。 ただ、どうしてもドライフードの方が簡単です。

出しやすい。 保存しやすい。 片付けも楽。

そういう理由で、ドライフード中心になることが多かったと思います。

もちろん、ドライフードがすべて悪いと言いたいわけではありません。 総合栄養食として作られているものも多く、忙しい家庭ではとても助かる存在です。

ただ、今振り返ると、もう少し水分を取らせる工夫をしておけばよかったと思うことがあります。

猫はあまり水を飲まない子もいます。 ウェットフードをうまく使ったり、水飲み場を増やしたり、若い頃から食事内容にもう少し気を配っていれば、違ったのかもしれません。

これは医学的に「これが原因だった」と断定できる話ではありません。 でも、飼い主としてはどうしても考えてしまいます。

「あの時、もう少し食事にこだわっていれば」

老猫になってから、そんな後悔が出てきました。

晩年は獣医師と相談して療法食を与えた

腎臓の状態が悪くなってからは、獣医師と相談しながら食事を見直しました。

晩年は、ヒルズの療法食など、腎臓に配慮したフードを与えるようになりました。 いわゆるサイエンス・ダイエット系の商品や、腎臓病用の療法食です。

ただし、腎臓病用の療法食は自己判断で始めるものではありません。 猫の状態や血液検査の数値によって、必要な食事は変わります。

食欲が落ちている猫に無理に療法食だけを食べさせようとして、かえって食べなくなってしまうこともあります。

だからこそ、腎臓が気になる時は、まず動物病院で相談することが大切だと思います。

お金はかかった。でも、できるだけのことはしてあげたかった

老猫の治療には、本当にお金がかかりました。

検査、点滴、入院、薬、療法食。 一つ一つは仕方のない出費でも、積み重なるとかなりの金額になります。

正直、家計には負担でした。

それでも、目の前で弱っている猫を見ると、 「お金がかかるからやめよう」 とはなかなか思えませんでした。

もちろん、治療には限界があります。 どこまで治療するのか、どこからは穏やかに過ごさせるのか。 その判断はとても難しいです。

でも、お金を理由に何もできず、家で苦しそうにしている猫を見るのは、飼い主として本当につらいと思います。

だからこそ、私は今になって強く思います。

猫を飼い始めた時から、老後の医療費を少しずつ準備しておけばよかった。

毎月1万円ずつでも積み立てておけばよかった

今振り返ると、猫を飼い始めた頃から毎月1万円ずつ貯金しておけばよかったと思います。

毎月1万円なら、1年で12万円。 5年で60万円。 10年で120万円です。

もちろん、実際には途中で使うこともあると思います。 ワクチン、健康診断、歯の治療、急なケガや病気。

それでも、猫専用の医療費として積み立てておけば、老猫になってからの不安はかなり違ったはずです。

ボーナスがある家庭なら、年に1回か2回、少しだけ上乗せしてもいいと思います。

猫の医療費用に用意しておきたいお金の考え方

  • 毎月1万円を猫専用口座に入れる
  • ボーナス時に無理のない範囲で追加する
  • 普段のフード代とは別に考える
  • 老猫になってからではなく、若い時から始める
  • 使わなかったら将来の介護費・火葬費用にも回せる

猫は若い頃は元気です。 だから、つい「まだ大丈夫」と思ってしまいます。

でも、老いは必ず来ます。

その時にお金の準備があるかどうかで、飼い主の気持ちはかなり変わります。

ペット保険は若くて健康なうちに考えた方がいい

現在は、猫向けのペット保険もいろいろあります。 通院、入院、手術などを補償するタイプがあり、補償割合も50%や70%など商品によって違います。

若い頃から入っておけば、急な病気やケガの時に助けになることがあります。

ただし、注意点もあります。

ペット保険は、人間の健康保険とは違います。 すでに病気になってから加入しようとしても、加入できなかったり、その病気が補償対象外になったりすることがあります。

特に腎臓病のような慢性疾患は、病気になってからでは保険でカバーできない可能性があります。

つまり、 「腎臓が悪くなったから保険に入ろう」では遅い場合がある ということです。

保険に入るかどうかは家庭の考え方にもよります。 毎月の保険料を払うより、自分で積み立てた方が合っている家庭もあります。

ただ、猫を迎えた時点で一度は調べておくべきだったと思います。

ペット保険を考える時の注意点

  • 加入できる年齢に上限があることが多い
  • 持病や既往症は補償対象外になることがある
  • 慢性腎臓病は長期治療になりやすい
  • 通院補償があるかどうかを確認する
  • 保険料と自己負担額のバランスを見る

保険が正解とは限りません。 でも、何も考えずに年を取ってから慌てるより、若い時に選択肢を知っておくことが大切だと思います。

東大で進められていた猫の腎臓病研究にも希望を感じる

猫の腎臓病について調べていると、東京大学で猫の腎臓病に関する研究が行われていたことを知りました。

特に有名なのが、宮崎徹先生のAIMに関する研究です。

AIMは、体の中の不要なものを掃除する働きに関わるタンパク質として研究されており、猫の腎臓病治療への応用が期待されています。

猫は腎臓病になりやすい動物だと言われます。 その原因や治療法について研究が進んでいることを知ると、飼い主としては少し希望を感じます。

もちろん、今すぐすべての猫の腎臓病が治るという話ではありません。 薬の研究や実用化には時間がかかります。

それでも、猫の腎臓病に本気で向き合っている研究者がいるということは、猫を飼ってきた人間としてありがたいことだと思いました。

老猫になる前に、飼い主ができる準備

猫の老後について、若い頃からできることはあります。

  • 年に1回は健康診断を受ける
  • シニア期に入ったら血液検査や尿検査を増やす
  • 水を飲みやすい環境を作る
  • フードを自己判断だけで選ばない
  • 医療費用の積立を始める
  • ペット保険を若いうちに検討する

特に尿検査や血液検査は大事だと思います。 猫は体調不良を隠す動物です。

見た目は元気そうでも、腎臓の数値が少しずつ悪くなっていることがあります。

「食欲があるから大丈夫」 「寝ている時間が増えたけど年のせいだろう」

そう思っているうちに、病気が進んでしまうこともあります。

まとめ|猫の老後は、かわいいだけでは済まない

猫との暮らしは本当に幸せでした。

でも、老猫になってからの医療費は想像以上でした。 腎臓が悪くなり、入院し、治療費が10万円近くかかったこともあります。

その時になって初めて、 「もっと早く準備しておけばよかった」 と思いました。

若い頃から毎月1万円でも積み立てておけばよかった。 食事や水分にもう少し気を配ればよかった。 ペット保険についても、健康なうちに調べておけばよかった。

後悔しても、時間は戻りません。

でも、これから猫を飼う人や、今まだ若い猫と暮らしている人には伝えたいです。

猫の老後は、ある日突然やってきます。

その時に「お金がないから何もできない」とならないように、少しずつでも準備しておくことが大切です。

猫は言葉で「つらい」と言えません。 だからこそ、飼い主が早めに気づき、備えてあげる必要があります。

できるだけのことをしてあげたい。 そう思った時に、お金の準備があるかどうかはとても大きいです。

猫を迎えるということは、最後の老後まで引き受けるということ。 その覚悟と準備を、もっと早く持っておけばよかったと思っています。

記事URLをコピーしました