猫に人間の食べ物をあげて後悔した話|味付けは猫に必要ない

猫に人間の食べ物をあげてはいけない。
今なら、はっきりそう言えます。
でも私は、うちの猫に人間の食べ物をあげてしまったことがあります。
頻繁にあげていたわけではありません。 それでも、飼い主として本当に反省しています。
猫に味付けは必要ありません。 人間がおいしいと感じる食べ物は、猫にとっては塩分や脂分が強すぎることがあります。
「少しだけなら大丈夫だろう」
そう思ってしまったことを、今でも後悔しています。
このページの目次
ケンタッキーと鰻には、ものすごく反応した
うちの猫が特に反応したのが、ケンタッキーフライドチキンと鰻でした。
買って帰ると、玄関のあたりまで階段から降りてきて、ニャーニャーと鳴き叫ぶように欲しがりました。
普段とは明らかに反応が違います。
においでわかるのでしょう。 袋を持って帰ってきただけで、すぐに察知していました。
こちらが食べようとすると、そばに来て、ずっと鳴きます。
その姿を見ると、どうしてもかわいそうに感じてしまいました。
そして私は、根負けしてしまったことがあります。
本当に少しだけ。
そう思って、味のついた人間の食べ物をあげてしまいました。
でも、猫が欲しがることと、猫の体に良いことはまったく別です。
若い頃は平気に見えても、中年以降に体調を崩した
若い頃は、人間の食べ物を少し口にしても、すぐに大きな変化はありませんでした。
だから余計に、油断していたのだと思います。
「少しなら大丈夫なのかな」
そんな甘い考えがありました。
でも、中年以降になると、体調を崩すことが出てきました。
動物病院に連れて行った時、獣医さんから言われました。
「人間の食べ物、あげませんでした?」
見抜かれたようで、何も言えませんでした。
本当に恥ずかしかったです。
そして、深く反省しました。
猫は人間より体が小さく、内臓への負担も違います。 人間にとっては少量でも、猫にとっては大きな負担になることがあります。
人間の食べ物は、塩分・脂分・糖分・調味料が猫にとって多すぎる場合があります。 すぐに症状が出なくても、内臓に負担をかける可能性があるとされています。
猫に味付けは必要ない
人間は、塩、しょうゆ、タレ、スパイス、油、だしなどで味付けされたものをおいしいと感じます。
でも、猫にその味付けは必要ありません。
むしろ、余計な負担になることがあります。
ケンタッキーフライドチキンのような味の濃いものは、塩分や油分が多くなりがちです。 さらに、骨をかじってしまうと、鳥の骨が割れて消化管を傷つける危険もあります。
鰻も、人間用の蒲焼きにはタレがついています。 甘辛いタレは、人間にはおいしくても、猫にとって必要なものではありません。
猫が欲しがるからといって、人間用に味付けされたものを与えるべきではありませんでした。
友人の猫は、ちくわを食べ続けて短い間に亡くなった
私の友人にも、忘れられない話があります。
その友人は、猫にちくわをあげ続けていたそうです。
猫が喜ぶから。 少しならいいと思ったから。
そういう気持ちだったのかもしれません。
でも、その猫は短い間に亡くなってしまったと聞きました。
もちろん、ちくわだけが原因だったのかは私には断定できません。
ただ、ちくわのような練り物には塩分が多く含まれます。 猫にとっては、決して軽く考えていい食べ物ではありません。
猫向け情報でも、ちくわは塩分が多く、猫に与えるべきではない食品として注意されています。ちくわ1本に0.6〜0.9g程度の塩分が含まれる例もあり、猫の体には負担になりやすいとされています。
猫にあげてはいけない・注意したい人間の食べ物
猫が欲しがっても、人間の食べ物は基本的にあげない方がいいと思います。
特に、味付けされたもの、塩分が多いもの、油分が多いものは避けるべきです。
| 食べ物 | 注意したい理由 | 飼い主がすべきこと |
|---|---|---|
| フライドチキン | 塩分・油分・スパイスが多い。骨を食べると危険 | 欲しがっても与えない。食べ残しや骨を放置しない |
| 鰻の蒲焼き | タレの糖分・塩分・味付けが猫には不要 | 人間用の蒲焼きは与えない |
| ちくわ・かまぼこなどの練り物 | 塩分が多く、猫の体に負担になりやすい | 少量でも習慣にしない。基本的に与えない |
| ハム・ソーセージ | 塩分・脂肪分・添加物が多い | 猫用おやつに置き換える |
| 味噌汁・煮物 | 塩分が多く、玉ねぎなど危険な食材が入ることもある | 汁物や味付け料理は与えない |
| 人間用のお菓子 | 糖分・脂肪分が多く、チョコレートなど危険なものもある | 猫の届く場所に置かない |
| 刺身や魚 | 食材によっては注意が必要。習慣化すると栄養が偏る | 与えるなら必ず猫用・獣医師相談を前提にする |
「少しだけ」が習慣になるのが怖い
人間の食べ物を猫にあげる時、多くの飼い主はこう思うはずです。
「ほんの少しだけ」
私もそうでした。
でも、その少しだけが一度あると、猫は覚えます。
次に同じにおいがした時、もっと強く欲しがります。
鳴く。 足元に来る。 じっと見つめる。 テーブルに近づく。
そして飼い主は、また根負けしてしまう。
これが一番危ないのだと思います。
最初からあげなければ、猫も「これはもらえないもの」と覚えます。
でも一度でもあげてしまうと、猫に期待させてしまいます。
それも、今思えばかわいそうなことをしたと思います。
欲しがる姿を見るのはつらい。でも、あげない方が優しさ
猫がニャーニャー鳴いて欲しがると、飼い主としては本当につらいです。
自分だけおいしいものを食べているようで、申し訳ない気持ちになります。
でも、そこであげることが愛情とは限りません。
猫の体に悪いものをあげてしまうなら、それは優しさではありません。
本当に猫のためを思うなら、人間の食べ物はあげない。

猫には猫用のごはん、猫用のおやつを用意する。
それが一番安全だったのだと思います。
猫が欲しがっても、人間の味付けを覚えさせない。これが飼い主にできる大切な予防だったと思います。
どうしてもかわいそうな時は、猫用おやつを用意する
人間が食事をしている時に、猫が欲しがることはあります。
その時に、人間の食べ物を分けるのではなく、猫用のおやつを少し用意しておけばよかったと思います。
たとえば、猫用のフードや、総合栄養食に近いもの、塩分に配慮された猫用おやつなどです。
もちろん猫用おやつでも、あげすぎはよくありません。
でも、人間用の味付けされた食べ物をあげるよりは、ずっと安全に配慮できます。
「人間の食べ物を少しだけ」ではなく、「猫には猫用のものを少しだけ」。
そう考えるべきでした。
食べてしまった時は、自己判断しない
もし猫が人間の食べ物を食べてしまった場合は、自己判断しない方がいいです。
食べたもの、量、時間、猫の体重、現在の様子をメモして、動物病院に相談するべきです。
特に、ぐったりしている、吐く、下痢をする、食欲がない、水を多く飲む、尿の様子がおかしいなどの変化があれば、早めに受診した方が安心です。
人間の食べ物の中には、猫にとって命にかかわる危険があるものもあります。大丈夫そうに見えても、猫の体に負担がかかっている可能性があります。
17年生きてくれた。でも、すまないことをした
うちの猫は17年生きてくれました。
長く一緒にいてくれたことには、本当に感謝しています。
でも、人間の食べ物をあげてしまったことについては、今でもすまないことをしたと思っています。
頻繁ではなかった。 少しだけだった。 若い頃は平気そうだった。
そう言い訳することもできます。
でも、飼い主としては失格だったと思います。
猫は自分で食べ物の危険を判断できません。
欲しいものを欲しいと鳴くだけです。
だからこそ、飼い主が止めてあげなければいけませんでした。
まとめ:猫に人間の食べ物はあげない方がいい
猫が欲しがる姿は、本当にかわいいです。
ケンタッキーや鰻のにおいに反応して、階段から降りてきて、ニャーニャー鳴く姿は今でも覚えています。
でも、欲しがるからといって、あげていいわけではありません。
猫に人間の味付けは必要ありません。
塩分、脂分、糖分、調味料。 人間には普通の食べ物でも、猫には負担になることがあります。
特にちくわなどの練り物、フライドチキン、タレのついた鰻、ハムやソーセージなどは、軽い気持ちで与えるべきではありません。
「少しだけ」が習慣になる前に、最初からあげない。
どうしてもかわいそうなら、猫用のおやつを用意する。
食べてしまった時は、自己判断せず動物病院に相談する。
私は、うちの猫に人間の食べ物をあげてしまったことを、今でも後悔しています。
これから猫と暮らす人には、同じ後悔をしてほしくありません。

